銀行カードローンの過剰融資問題の行き着く先

2017/07/28 | からdok | ファイル: 審査について.

2016年に全国弁護士連合会が問題視した銀行カードローンの過剰融資問題は2017年の春先にかなり大きな社会問題となりました。金融庁も動き出したことから、慌てた全国銀行協会は加盟している各銀行に自主規制を要請して、それによって金融庁も各銀行の自主規制の効果を見定めるということで一旦落ち着いたように見えました。

しかし、全国銀行協会がその後に発表した事実は自主規制によって審査などを厳格化した銀行は全体のわずか10%にしかならないということで、全国銀行協会は秋口に自主規制について再調査をするということになったようです。これは、全国銀行協会の自主規制の要請が全く効果がないということを意味しています。考えてみれば、各銀行は利益の柱の一つになっている銀行カードローンを減らしたくないというのが本音であることも見て取れます。

おそらくは、銀行カードローンの自主規制はそれほど浸透することはなく、最終的には貸金業者の貸金業法の改正で総量規制が導入されたように、銀行法に総量規制そのものか、少しだけ形を変えた規制が導入されないと銀行カードローンの過剰融資は収まらないと考えたほうが良いでしょう。皮肉に言えば、それが人間だからなのです。


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